FC2ブログ

Tのブログ

つれづれなる日記です

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

八甲田山 死の彷徨

今日、一気にタイトルの本を読んだ。
日露戦争を想定して、日本軍が厳冬の八甲田山を二隊に分けて行軍させた時の記録をもとにしている小説。

結果としては、一隊については脱落者等なく踏破したのに対し、もう一隊については雪山を遭難し95%以上が凍死あるいは変死してしまう。

その過程を克明に記している小説だけれど、組織について、人の生き様というものについて、とても考えさせられたところがある。

多数の死者を出してしまった原因として、指揮命令系統の問題、事前準備の問題等様々なものがあるが、一番大きな原因は、やはり隊長の覚悟ではないかと感じた。

成功した隊の隊長は、一切の指揮命令については自分が行なうと、2つ上の上司に伝え、そのように実行した。もちろん上司が不機嫌になる可能性もあっただろうし、それに対して不安はあっただろうが、そうしなければ自分だけではなく部下をも死の淵に追いやってしまうという覚悟があったのだろうと思う。

一方、遭難した隊の隊長は、サラリーマン的なところがあった。
つまり実質上の権限は自分が持っているとしても、形式的に自分より上の人が言うことに対し遠慮し、果断な決断をできなかったということだ。

だからと言って、一方の隊長が良くて一方の隊長が悪いという簡単な問題であるわけではないのだろう。
部下に権限を委譲しきれなかった上司にも問題があるだろうし、その上司を任命した組織や仕組みに問題もある。
なので一概に責任論を論じることはできない。

もし、自分が遭難してしまった隊長のような立場であったらどうするか。

それを考えるとき、生活や名誉のためだけに仕事をすれば保身という考えが自分の中に大きく占領してしまう、だからこそ仕事に対してやりがいを感じたり社会的な意義を考え、組織に媚びることなく生きていける自分をあらかじめ確立する必要があると感じた。

まだまだこの本から学べることはたくさんあるはずなので、1回だけでなく、2回、3回と時間が空き次第読んでいこう。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://soneda.blog46.fc2.com/tb.php/82-469416e1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。